俳優・シンガーソングライター京本政樹ファンサイト

朝日放送「(タイトル不明)」

京本政樹 レビュージャパネスク in 大阪新歌舞伎座

初日(30日)の一部と楽日(31日)の2部に行きました!! 2日間なので「初日と思ったらもう楽日」と名付けたのは京本さんだよ~ん(爆)

いったいどんな舞台が始まるのか見当も付かぬまま彼の登場を待ちます。ドキドキ・・・・レザー光線に見惚れている内、花道のセリが上がり『レビュージャパネスク』のポスターと同じ歌舞伎姿で現れた京本政樹さん。長台詞を何時もより高いトーンの声で一気に読み上げる。
長くてあまり憶えていないのですが…自分の事を「浪速生まれの~(中略)チャーミング(後略)・・・・」と言って笑いも取っていました。流石に京本政樹と言えども関西人、お笑いは切り離せまへん♪
そのままのお姿でジャパネスク調に編曲された『ファッショナブルスキャンダル』『指先かむよなジェラシー』等々を、見得をきったり歩き方も歌舞伎チックで唄います。不思議と違和感が無いのは京本さんの持つ雰囲気がそうさせるのだろうか!?

最初のお色直し・・・この間、舞台上のスクリーンにレコードジャケットや未発表の写真が映し出され掴んだハートは逃がさ無い。
黒に金の刺繍も鮮やかな袖の無い衣装(裃っぽい)で再び登場の京本さんは男と女を使い分けての一人芝居。女形での台詞「男と女の別れなんて10割る3で割り切れなくて割っても割っても1余る…」が私のお気に入り。
『I Can’t Let You Go』等を唄い「ロックしようぜェ~~!!」の京本さんの一言で会場は総立ち。新歌舞伎座はあのロックコンサートを彷彿させる勢いで揺れたのでした。バックバンド”舞”も隈取りメークです。

2度目のお色直し・・・今度はスクリーンに野音の様子が映し出されます(野音は東京日比谷野外~と京都円山野外~で行われたロックコンサート)
『ひと夜花’86』で花道を走っての登場(キャーッ~~♪) スパンコールを全体に散りばめたロングのミリタリールックでまた一人芝居。
雷鳴が響き「お前に惚れた…お前が欲しい~~~!!」と絶叫。男っぽい京本さん。私は貴方が欲しいわよ~なんて思うだけで言えません(^^ゞ
歌は『セプテンバーナイツ』『涙のシルエット』等々

3度目のお色直し・・・スクリーンにはこの日の為に撮影されたお約束の女形。モデル小夜子姫っぽい京本さん。それはもう~妖しく美しく言葉では言い尽くせません。ただただ会場からはため息の渦。。。。。。
そんな中、横笛の音が流れる舞台中央のセリから、純白の着流しに下し髪の京本さん。口に赤いバラを銜えて登場。レザー光線が光る。
思わず【待ってました!!京本家!!】の掛け声が客席からかかるほど・・・息をもつかせぬハイスピードの素晴らしい殺陣。鋭い目力には悪人もタジタジ。何をしてもサマになる人だねぇ~~(*^_^*)

最後のお色直し・・・その間バックバンド”舞”による演奏。
いよいよ大詰めです!メッシュのタンクトップにシルバーラメのブラウス、白パンツ姿の京本さんが花道を走って登場すると、もう会場は最高潮。
京本さんの透き通る様な白い肌に汗が一筋…二筋…『AMBIVALENCE』に始まって『Still in Love』を最後に幕は静かに下りた。

どこからとも無く「マサキ!」「アンコール!」の声。。。それに答えて再び舞台に現れた京本さんは、故大川橋蔵さんの思い出や今回舞台をする為にいろいろな方にお世話になった事etc~を話されました。
お世話になった~と言えば…坂東英二さん、鶴瓶師匠、鮎川いずみさん~
ゲストも多彩で盛り上げて下さいましたよ(^_^)v 
鮎川さんはスクリーン映像でナレーションにも参加でした。
花束を持って駆けつけた鮎川さんがコメントをされている間、
照れている京本さんが弟?の様に見えました。だって可愛い
すぎるんだもん♪
話がそれましたが・・・アンコールは『Keep On Dreaming』
ファンも京本さんも心一ツになって熱唱。2日間の舞台が無事
終了したのでした!!

「僕ならではのショーをお観せします」と約束して下さった通り
京本政樹にしか出せない魅力たっぷり・・・・
レザー光線あり、コンピューター音楽を使っての”歌舞伎ロック”
(今更ですが、考えれば音楽も舞台も時代の先駆者です) 
【夢追人京本政樹独特の世界】を充分に堪能、楽しませて
頂きました。友達とジャパネスクのチラシで内輪や
ポストカードを作ったり~と思い出も一杯です!
ありがとう♪京本さん。本当にありがとう・・・・

虚飾のカサノバ

「Keep on Dreaming」ツアー in 京都円山野外音楽堂

「Keep on Dreaming」ツアー in 日比谷野外音楽堂

松竹「必殺! III 裏か表か」

必殺!シリーズ映画第三弾。テレビシリーズでも「必殺仕置人」以降、数多くの演出を手がけてきた工藤栄一監督がメガホンを取った本作は、
「必殺!仕事人V・激闘編」をベースに、人が人を殺す だが 今は、金が人を殺すをキャッチ・コピーに、ヒーローとしての仕事人ではなく、追い詰められた主水を始めとする生身の仕事人達が、必死にあがき時に醜い姿をさらし
地に塗れる姿をハードな視点で描き切った力作です。
中村主水が主役の必殺仕事人の劇場版としては、1984年公開の「必殺! THE HISSATSU」から1996年公開の「必殺! 主水死す」まで計6本の作品が
製作されましたが、その中でも最高傑作の声も上がるくらい一般的には評価が高い作品です。


文政三年八月四日未明、南町奉行所は市中の岡場所の一斉摘発を敢行。押収した金は両替商・枡屋へと運び込まれ、江戸城へ上納されるのを主水は、同僚であり隣人でもある清原英三郎(川谷拓三)とともに見守っていた。
数日後、その清原が何者かに殺される。実は、清原は枡屋に奉行所からの預かり金を届ける裏で枡屋をゆすっていたのだった。そして清原の通夜の日、妻であるおこう(松坂慶子)が突然姿をくらます。

そんな中、枡屋で6万両もの勘定間違いの不祥事が起こり、その責任を取る形でクビになった算盤頭・彦松(岸部一徳)が一家心中を図る。彦松と親交があった政(村上弘明)に頼まれ、枡屋に足を運んだ主水は、そこで枡屋の肝煎をつとめる真砂屋徳次(伊武雅刀 )から
「金の流れが何よりも大事。金の流れこそが人の生死を決める」とうそぶかれ、憤る。その帰り道、真砂屋が仕向けた刺客に襲われたのを皮切りに、枡屋一味が仕掛けた罠に嵌っていく。ほどなく、両替商組合の長に呼び出された主水は、そこで実家である店の主人となったおこうと再会。清原殺しの下手人がわかったと告げるが、無反応な様子におこうの心変わりを知る。
ある日、真砂屋が仕向けた娘・おゆみ(野坂クミ)と関係を持ってしまった主水は、彼女に妾にしてくれるよう迫られ、断っている最中、逆上したおゆみが「中村主水は人でなしだ」と叫び寺の塔から飛び降り自殺をしてしまったことが
きっかけで一気に窮地に陥る。上司からも奉行所からも見捨てられた主水を暖かく迎えたのは、意外にも普段は厳しいせん(菅井きん)とりつ(白木万理)だった。
やがて、かつての仕事人仲間・秀(三田村邦彦)からおゆみは自殺ではなく、他殺だったと聞かされた主水は、秀、政、竜(京本政樹)、壱(柴 俊夫)ら仲間とともに真砂屋一味が牛耳る江戸の闇金融との全面対決に乗り出す。



前年に引き続き、3本目の劇場公開となった本作の見どころは、当時の宣伝でも散々言われていた3点。
1.帰って来た人気者・飾り職人の秀が2年ぶりに復活。2.クライマックスでの長回しによる迫力満点の立ち回り&竜、壱、参の壮絶な殉死。3.松坂慶子がゲスト出演、しかも悪役。
これに、おこうがらみで、莫大な制作費をかけて作った巨船を一瞬で燃やしてしまう、というのも目玉のひとつでした。
個人的には、これら3点よりも(1番目の秀の復活は確かに大きな見どころのひとつです)、今回は熱い主水、これに尽きます。とにかく、こんな主水は後期テレビシリーズではついぞお目にかかれない、
と言っても過言ではないくらい、生の感情をむき出しにする姿が随所に見られます。特に印象深いのは、おゆみの件で上層部の企てにより、暴漢にただ一人立ち向かう羽目になった主水が、傷を負いながらも暴漢達を倒し、「あいにくだが……俺はこんなことじゃ死なねぇよ」と呟きながら去っていくシーン。
そこには昼行燈の面影はかけらもなく、ズタボロになりながらもどんなことをしてでも生き延びてやる、俺は負けねぇという、あくなき生への執着を漲らせたくたびれた中年男の姿。でも、それが痺れるくらいカッコイイ。
また、主水や秀が見せる人間臭い、時には生々しくさえある男と女の哀しさを描いたシーンの数々も、それぞれに大人の味・艶が溢れていて、味わい深いものがあります。おゆみがらみで、秀の知られたくない過去を偶然知ってしまった主水に対し、「おっさん、酒飲もうか?」と微笑み混じりに問いかける
シーンは、互いの心情のやるせなさを見事に表現した名場面のひとつです。
更に、時間の関係で細かい説明や描写は一切、されていませんが、中村主水の危機に際し仲間である仕事人達が命を賭けて共に闘う、その姿には何度見ても胸が熱くなります。


と、ここまでやたら主水と秀のことばかりあげ、肝心の竜はどうした、と突っ込まれそうですが。
最初に一般的な評価が高い、と書いたとおり、映画としての出来栄えは3時間超のものを無理矢理2時間にしたために色々な矛盾点はあるものの、それぞれの人間模様と闇金融との壮絶なバトルを見事に描き切った力作であることは
間違いありません。
しかし、竜ファン、京本ファンにとってはあまり見たくない作品のひとつです。かくいう私もリアルタイムで劇場で見て以来、20数年を経た現在に至るまで片手で余るほどしか見ていません。
今回、これを書くために久々に見返しましたが、ひと頃よりは冷静に見られるようにはなりましたが、やはり好きというにはほど遠く。
もちろん、恐ろしく少ない出番の中でもきっちり魅せてはくれています。テレビシリーズとの違いを出す為、映画用に鬘を京本さん自ら案を出し変えていたり、着物も敢えて渋い色合いにしたりと細かい部分で色んな工夫がなされています。
とにかく出番が少ないため、見どころは映っているシーンを見逃すな、という感じですが(苦笑)。
その中でも特に、ようやく登場したシーンで秀に得物をしかける場面は、散々待たされた思いを差し引いても、組紐を投げる仕草、これぞ竜な流し目等、思わず画面に
釘づけになるくらいカッコイイ。個人的には、ずぶ濡れになりながら参の首なし死体を見やる、何ともいえない哀しみに満ちた表情も見逃せません。

そして、クライマックスの壮絶な殉死。自ら囮を買って出たものの、得物はすぐに手中を離れ、慣れない竹箒で防戦するも見るも無残な滅多斬り。転がりながら断末魔の声を上げるシーンは、何十年たっても正視に堪えません。
あの状況で竜が生き延びる、ましてや相手に撃ち勝つ可能性は限りなく低いことは、当時も今見てもわかります。が、頭で理解出来ても心がついていきません。
京本さんご自身も自著やHP等で公表しているとおり、当時の所属事務所からの独立問題に絡み、撮影中に急きょ竜が殉死する方向に台本が変更、出番が激減するという憂き目に遭いました。
この手の話は、京本さんや芸能界に限らず、一般社会でもよくあることだ、というのはあれから長い年月を経ていやというほど実感しましたし、仕方がないことだったのだろうと思います。
けれども、当時劇場で見た時に「CMや特番で散々見たシーンはどこに?死ぬのはともかく竜さん出番なさすぎ!?」と驚いた衝撃は今でも忘れられません。
四半世紀を過ぎた今となっては、これ以上あれこれ言うのはあまりに大人げ無さすぎるため控えますが、色んな意味で大人の事情、ということを教えてくれた貴重な作品です。


この映画が公開された1986年は、まさにバブル真っ盛り。日本中が金に踊り浮かれまくっていたそんな時代に、お金が持つ恐ろしさ、虚しさ、哀しさ、怒りをテーマにした作品を、時代劇、それも
必殺!で表現した製作者の手腕には見事というよりありません。
また、成田三樹夫さん、川谷拓三さん、松坂慶子さんを始めとする、時代劇には欠かせない名優揃いのゲストそれぞれの個性を活かした熱演も見逃せません。
出演者、スタッフ含め既に鬼籍となられた方々が何人もおられることが、時の流れとはいえ惜しまれます。

未だにほろ苦い思いが蘇ってくる「裏か表か」。けれども、そんな思いもすべてひっくるめて、この先も中村主水の代表作のひとつとして語り継がれるであろう、この作品に出演してくれた
こと、壮絶な最期を見せてくれたことに感謝です。

「青春andアゲイン」ツアー in 渋谷ライブイン

「青春andアゲイン」ツアー in 名古屋ハートランド

青春andアゲイン”コンサートin大阪バナナホール

朝はテレビで(関西ローカル”ときめきタイムリー”に当時マネージャーだったノアさんとゲスト出演)夜はライブで京本さんと逢えるなんてラッキ~~♪ この日は二人の子供を連れいそいそ~と出かけました。

座席指定では無いので不安でしたが、入場してみると前列より6列目で結構良い席。
ライブハウスはステージが凄く近い…野性的に仕上げたメイクもバッチリ・うっとり♪黒い縦じまのラメ入りスーツ、シルクを思わせる白いシャツでの登場でした。
【Love Any More】【AMBIVALENCE】【じらされて今夜】ノッてるノッてるリキが入ってる!久しぶりのライブだもんね。
モヤモヤをぶっ飛ばせ~って感じ。。。少し声が震えている?のは気のせいですか!?

「どうも!ありがとう!今日は一杯こんなに沢山に集まってくれてどうもありがとうございます」と感激の京本さん。
6日に映画村で独立以来初めてファンの集いを開催したが、バンドを従えて公の場に登場したのは『今日が初めて・・・』
簡単な挨拶の後「ステージの中で唄った事は無いのですが…」とファーストアルバムから【おやすみなさいと男たちへ】
”ラブレーの15分”の中では【愛した分だけ】と同じくらい~?それ以上に気に入っている曲~と言う事でした。

白樺湖ツアーのこぼれ話からいよいよ核心に触れる発言を・・・・・・『必殺~』でブレイクしコンサートも大きなホールでする様になった頃。そう!!あの忌まわしい事件~~足を骨折してしまいます。京本政樹、人生の転機だった・・・と振り返る。
周りの色々な方にお世話になったが、どうしてもこのままで良いのだろうか??竜は好きな役だけどもっと色々な例えば(蒲田~の銀ちゃんの様な)とか殺人者etc・・・をやってみたい。
歌も大きなホールは気持ちが良いけど…みんなの顔が見えるライブハウスで~とか!?”悩めば悩むほど事務所と自分の間で考えにギャップが出てきた”のだった。
そして彼が出した答えは独立。『自分のロマンを求めて一人になってみよう~』リスクは余りにも大きく、ラジオ・テレビ・雑誌へ圧力が掛けられた。
しかし彼は語る「自分が事務所を持ってみて前の事務所の立場も少しは分かった.。過ぎた事はもう言わない。
これからはまっしぐら!自分の道を・自分の思う仕事をやって行きたい」新曲【KEEPON DREMING】に今の気持ちの全てを込めて熱唱です。力強く・・・明日への夢の為に・・・・

♪風がぁ~~の所が大好きな【ひと夜花】の後、京本さんが言いたくてウズウズしていた『栗ご飯』(グリコ犯の容疑を懸けられる?)の話です。必死で話すのですが途中で「タイプ・ライタァ?」と変な発音になったりしてノアさんに突っ込まれてるの(笑)
「おまえ高槻出身だもんな。きつね目だし…」と言われた~とすねる京本さん(^^ゞ(^^ゞ
結局はタイプライターの機種番で容疑が晴れました。
事務のお姉さんに「グリコ犯の容疑が…」と言われた際によく聞き取れなくて「エッ?栗ご飯?」と言ってしまったこのお話・・・・
後々まで長~~~く語り継がれるのでありました。

【Lady】【冬の迷路】今回のタイトル(ライブの)は新たに出発ライブと言う事で”気取らないでやってみよう~♪”
・・・で青春andアゲイン~と名づけたみたい。
まるで森田さんの世界だけど…「これからは僕の仕事っぷり内容の濃さで勝負しますからね」何んとたくましい、そして心強い言葉なんでしょう☆何処までも付いて行きますよ!!私。。。
最後の曲はやはり恒例の【Still in Love】 この曲を聞くと寂しくなるけど、さっき京本さんが「アンコールが残っていますよ」と言ってたっけ…自分で催促~?(微笑)

アンコール!アンコール!再び登場の京本さんはシャツの袖を捲り上げ上着を脱いでいた。
サスペンダーが…マジ・カワユイ♪ですぅ~~(キャッ!!)
【I can’t say"86】【I can Let’s go!】で一気にテンションは上がる。みんな椅子の上に繧ェっての声援・・・マサキィ~♪
危ないけど座っていては見えませェ~~ん!私も右に習え…で椅子の上に・・・・
娘が「見えない」と言うので抱っこ。何も言わないのに娘は京本さんに手を振った。瞬間!娘に向ってニッコリ~♪ワォ!!!
今までに見た事がないほどの満面の笑みだった・・・

狂喜乱舞、ライブハウス初体験の私だけど京本さんの魅力にドンドン引っ張られ悪ノリ?してしまった…という。
正に”青春andアゲイン”年齢も立場も忘れ【青春しちゃった】で~~す♪

【KEEP ON DREMING】
♪そして一つだけの愛を守りぬけ・・・・・・

白樺湖ツアー