俳優・シンガーソングライター京本政樹ファンサイト

翡翠の気持がわかる夜

テレビ朝日「シャボン玉プレゼント」

朝日放送「ヤングプラザ」

「FOCUS」

FM大阪「京本政樹の朝の窓辺に」初ラジオDJ

新歌舞伎座ロックコンサート

悩んだ末、やっと決心してFCに電話をしたらもう既に遅し・・・「完売です」との事。
すがる思いで「何処でも良いんです。その場に入れれば…」
「2階の後ろで良ければキャンセルがあります」~という訳で何とか手に入れたチケットでした。

初めて見る京本さんのコンサート、何日か前までは「どんなかな?こんなかな?」と考えていたんだけど、2~3日前からは白紙の状態になって以外と前日はぐっすり寝ました(^_^;)
悩んだ理由には”子連れである事…etc”しかし会場に着いて見ると年齢が私以上、そして子連れの人もいてホッ!!

大きな音と共に前代未聞、歌舞伎座での初ロックコンサートが始まる。幕が開くと、後ろ向きで待っている京本さんがいた。
淡いピンクのスーツ、茶色っぽい柄シャツにネクタイ姿で髪にはメッシュを入れている。
派手なアクションをしながらの「Lady」テレビではあまりアクションをしないのでビックリ!なかなかやるジャン♪
こう見えても独身時代はGSグループ・ザ、タイガースの(野球ではありません)ファンだったのでロックぐらいは知ってるのさ(^_^)v
「じらされて今夜」「たったひとつのLove」「スターダスト・ハイウェイ」と続く・・・・

そして「こんにちわ~♪お元気ですか?普段は大先輩達がお芝居を打っている歌舞伎座で、コンサートは初めて…と言う事で感激しています」
とトークに入るとギャ~~!!最高!!マサキ~!!の声が、悲鳴のようにあちこちで雄叫び?をあげる。
す、凄い…京本さんの人気度に改めて驚く私でありました。
男前!!には京本さん~素直に反応していたっけ(笑)

「ジンにまぎれて」「I’m in Blue」「どこまでも女になりたい」 今、凝っていることは料理~と言うか”朝食作り”で、厚切りトーストに卵3個のプレーンオムレツを作って食べる事・・・だそうです(まだ一日一食じゃなかったんだね)
早く可愛いお嫁さんを貰えば良いのに。。今ね~一番大切なのは…と(間をおいて)みなさん!?
だって、ニクイね~(^_-)-☆
ニクイと言えば「密会」で♪驚きもせずうなずくのかい?(男のパート)を京本さんが唄い、♪心はもはや離れてしまって~(女のパート)は客席にマイクを向けファンに唄わせてるの・・・(●^o^●)
ノアさんが女のパートを唄うのも良いけど皆が京本さんに向っての大合唱は圧巻です。
「愛した分だけ」「月の光で」「Still in Love」
京「6月21日は何の日?」
ファン「知らなぁ~い」
京「え~3枚目のアルバムが発売される日です。過去に素晴らしい心に残る名作がありますが・・・」
自分で名作と言いきる所が彼らしくて~(^^ゞ(^^ゞ
アルバムのタイトルは『翡翠の気持ちがわかる夜』です。

「指先かむよなジェラシー」新歌舞伎座をディスコに変える~と意気込んで挑戦した今回のコンサート!
いよいよ見せます聞かせます。
右に左に手を振りながら「海岸線ストーリー」誰かが投げたレモンをかじってみせたりサービス精神も旺盛な京本さんです。
派手めな曲の後は”僕のもうひとつのテーマソングです”と「哀しみ色の」プレゼント攻勢に汗だくの京本さんのもとに撮影の合間をぬって『姉御』が応援に駆 けつけてくれました。鮎川いづみさんで~す。
「映画とテレビの撮影で大変なのよ。28日は声が出るか心配で観に来ました!」二人並ぶと”姉と弟”って感じでした(イヒッ♪)
他にはみのやさん、板東英二さん…etc~も来て下さった様です。
「Love Any More」「オータムラブ」「冬の迷路」「潮騒に」の間奏中、初舞台がこの新歌舞伎座だった京本さん。
その頃を思い出しながら「もう一度この場所でやってみたい」としんみり語る。
再び唄い出したが感極まり、歌詞も途切れ途切れの彼…頑張れ!頑張れ!京本さんの涙に弱いんだから~~私達(T_T)/~~~

コンサートもいよいよ後半に入り「純愛ナイト」「I can’t say」ファンと京本さんが一体になって行く・・・・
「Oh My Lover」で最高潮!歌舞伎の殿堂をロックで揺らす勢いだ。
♪君を置いて行く俺なんか、あァ~忘れちまった方がいい。
忘れるもんですか!!今、貴方を分かりかけてきたところなのに~~なんちゃってね☆

熱狂冷めやらぬまま、アンコールで登場の京本さんは息を整えながら語り出した
「4~5年前、橋蔵さんに誘われて踏んだ初舞台一番端の楽屋で、合間にギターを抱え作詞作曲した歌を、このステージで唄えて幸せです!?今、こうして唄っ ていると・・・・・・橋蔵さんがこの(言葉にならず…)面影が・・・舞台の袖から良かったね!と・・・・(泣)」
会場中がざわめきマサキ~~!!男やろ!!
泣くなッ!!浪花男!!言葉は悪いが愛情が伝わってくる~~ファンって暖かい・・・♪
立ち直った京本さんが「絶対この舞台にまた戻ってきます」と誓ってくれた。
この時はサテンの(紺色)シャツに白パンツ姿でした。
アンコール曲は「たったひとつのLOVE」「I can’t say」会場中の皆が大きな声で京本さんと一緒に大合唱する。
京♪今、さよならを言って君を試したら~ ファン♪Good ~bay…みたいな 「あ・うん」の呼吸?が心地良い(*^_^*)

そんな中、究極の我がまま発生!京本さんがバンドに向って
「みんな!みんな!もう一曲、やりたい…どう~~してもやりたい」と言い張る。
時間が押して劇場の関係者はNOサイン・・・
しかし「アンコール~!もう一丁!!もっともっとアンコール」←これ京ちゃん。
ファンも必死で「アンコール」を繰り返します。やりました!
ついに「これが本当に最後の一曲です」「Still in Love」感動・・・(T_T)

ファンにとって嬉しい究極の我がままをありがとう!
いつもいつも優しい心くばり、泣き虫だけど繊細で暖かい貴方・・・好きです♪
これからもずっとファンでいたいです。本当に幸せな時間を共有できて、良かった。
京本政樹・最高!だよ(^_-)-☆

テレビ朝日「パーティー野郎ぜ!」

漫画家の茶木ひろみさんがスタジオ観覧。

当時、「マーガレット」で連載中の同氏の作品「絹のヒーロー」は京本さんがモデルであると公表された。

テレビ朝日系列「オールスター番組対抗ボウリング大会」

朝日放送「必殺仕事人V」

1985年1月11日〜7月26日までテレビ朝日系で放送された連続時代劇ドラマ(全26回)

スタッフ

制作:山内久司
プロデューサー:辰野悦央、桜井洋三
撮影:藤原三郎、都築雅人、石原興、秋田秀雄
照明:中島利男、中山利夫、林利夫
音楽:平尾昌晃
主題歌:藤田絵美子『さよならさざんか』
挿入歌:京本政樹『哀しみ色の・・・』
ナレーター:中村梅之助 製作:朝日放送、松竹株式会社

キャスト

中村主水:藤田まこと
何でも屋の加代:鮎川いずみ
組紐屋の竜:京本政樹
花屋の政:村上弘明
西順之助:ひかる一平
筆頭同心田中熊五郎:山内としお
玉助:梅津栄
中村りつ:白木真理
中村せん:菅井きん
おりく:山田五十鈴
ほか

解説

新年にスペシャル版(必殺仕事人意外伝 大利根ウエスタン月夜)で初お目見えした、花屋の政と組紐屋の竜のコンビを加えた新たなシリーズ。
時代背景や設定などは、前シリーズからそのまま受け継がれ、秀・勇次のコンビから、政・竜という、20代の二人を参加させ、若返りを果たした。お陰で若い女性ファンも増えました。

この作品といえば、いわずと知れた感もあり、『組紐屋の竜』で京本さんのファンになったという人も多いと思います。



五色の紐を操る組紐職人、という設定だったらしいのですが、実際は、先に金の鈴のついた赤と黒の二色の紐で遠方より敵を狙い首を締め上げる、ニヒルでクールな殺し屋・竜。
非力そうに見えるのに力強く(何しろ大の男を2人も一気に持ち上げる)、繊細で線が細く捉え所の無い印象が神秘的で、その稀有な姿と相まって女性ファンを虜にしました。

抜擢された当初、映画『里見八犬伝』等で人気が出始め、その知名度もようやく全国区になりつつある過渡期であった事もあり、ご本人の思い入れも深く、設定
の随所に京本さん自ら工夫を凝らし、髷の形、着物、立ち姿、どれを取っても京本政樹にしかできない、まさに当たり役と言えます。

前シリーズの中条きよし氏演じる「三味線屋勇次」の流れを汲む役柄でありながら、差異化を図るため、勇次のシケを垂らしたカツラとは逆に前髪にこだわった
京本さん。(正式名称:政光結い。通称:京本カツラ)ご丁寧にメッシュまで入れるこだわりぶりには、さすがの一言しかもう出ません。

着物にもそのこだわりぶりが遺憾なく発揮され、中条氏が濃い紫の着物を多用していたためか、赤と黒の着物に黄色い帯(通称:金魚ちゃん(ご本人命名))
等、江戸時代には製作不可能で裏の仕事には派手過ぎて不向きと思われる着物ばかりを多用した挙句、なんの違和感も無く着こなすという荒技を披露し、毎回ど
んな衣装を着て出てくるのか本当に楽しみでした。(市中で着ている着物も含む)

様式美化された殺しに至るまでの出陣のシーンも、京本さんならではで、白装束で紅をさすとか、たたんである着物をいっきに羽織るとか、もうたまらんとしか
言いようの無いお姿を見せてくださり、必殺スタッフのサービス精神の豊かさに、ありがた過ぎて拝みたくなるほどでした。(今見てもたまらん)

途中、映画の撮影で京本さんが怪我をしたため17話あたりから出番が極端に減りますが、怪我を逆手にとって「組紐屋の竜、右足を傷める」なんて回まで作っ
てしまう所は、さすが必殺。このシリーズでは他にも、鮎川いずみさんが首を痛めたりと怪我が多かったのですが、鮎川さんも首にコルセットを着けて出演して
いました(大八車とぶつかった事になっていた)。アメリカ辺りだと、組合が黙ってない状況だと思われますので、結構過酷な職場かもしれません。

必見の回も随所にありますが、特にお勧めなのが「組紐屋の竜、忍者と闘う」抜け忍だった竜が、昔の仲間から狙われるお話ですが、謎が多かった竜の過去が明かされるお話は、当時とても嬉しかった記憶があります。

TVシリーズの枠の中だけで完結させるには勿体ないような内容で、スペシャルでやっても良かったのではないかと思われるほど程、中身が濃く、ラストの大掛かりな殺しのシーンも、シリーズ最高ランクの出来映えでした。

語りだせばキリの無いほど思い入れも思い出も深い作品ではありますが、最後に。

挿入歌の「哀しみ色の・・・」も凄くいいのですが、B面の「闇の道」も忘れ難い曲で、本来、主題歌になるはずだったのに、京本さんがコブシをきかせ過ぎためボツになったという逸話もあるほどの、渾身の歌い上げは一聴の価値アリです。

文、絵:竜歌

ABC放送「必殺SP仕事人意外伝大利根ウエスタン月夜」

1985年1月4日の21:00〜22:48に、必殺シリーズのスペシャル版として朝日系列で放送。
TVシリーズでの竜と政初登場。

キャスト

中村主水:藤田まこと
何でも屋の加代:鮎川いずみ
組紐屋の竜:京本政樹
花屋の政:村上弘明
西順之助:ひかる一平
筆頭同心田中:山内としお
せん:菅井きん りつ:白木万理
玉助:梅津栄
おりく:山田五十鈴
お鹿:水前寺清子 お松:樹木希林
勘太:火野正平 仁助:小松方正
次郎衛門:西郷輝彦
グッド・コントロール:坂東英二

あらすじ

天保十四年(1843年)暮れの下総海上郡清郷。
そこでは新興ヤクザの笹川繁蔵と目明し兼業古手ヤクザの飯岡助五郎とが勢力争いに明け暮れていた。関八州取締出役桑山盛助も賄賂で抱きこまれており、民百姓は何をされようと泣き寝入りしかできない無法地帯と化していた。

そんな中で百姓のお松はヤクザ同士の抗争に巻き込まれ、母を殺される。自力での復讐など到底叶わず、訴え出るお上も頼りにならないことから、お松は仕事人に頼むために娘のお鹿を連れ、途中一緒になったおりくとともに江戸に向かう。
江戸についたお松は偶然江戸に出たまま行方知れずになっていた夫仁助と息子勘太に出会う。仕事人を頼むにもその頼み料も持っていないお松達は一計を案じ、百両を手に入れる。一度はそれで仕事人を頼もうとしたのだが、同郷の次郎衛門に説得され、その金子を元手にどこか田舎でもう一度家族四人、それにお鹿と恋仲の次郎衛門とで百姓をすることを決意する。だが、そこへ下総からお松達を追ってきたヤクザ達に襲われ、お松、仁助、勘太は捕われ、お鹿はとめてあった舟へ逃れる。だがその舟も火をかけられ、見る見るうちに火に包まれた。

その様子を見ていた加代が順之助に主水を呼びにいかせるが、主水が着く前にお松達三人は殺されてしまう。お松の懐にあった百両を頼み料として、主水、加代、順之助、おりく、そして組むのは今回限りだと一線をひく新顔の竜と政、加えて復讐に燃える次郎衛門らが立ち上がる。

天保十五年一月六日、主水たち一行は一艘の船に乗り月夜の利根川を下総へ向けて下っていた。すると、いきなり月が翳り始め、瞬く間に完全に隠れてしまう。闇の中を舟が進んだ先は見たこともない砂漠の地。その川岸へたどりついた主水たちを取り巻いたのは馬に乗ったインディアン達だった。
主水たちは時と空間を超え、三十二年後のメリケンへ来てしまったのだった。そこで同じく時空を超えてメリケンに辿り着き、スウ族酋長の妻になっていたお鹿に出会う。折りしもスウ族は聖地ブラックヒルズに発見された金鉱を巡って政府軍との争いの真っ只中。騎兵隊の襲撃は激烈を極め、お鹿も殺されてしまう。

ここが三十余年後のメリケンであるらしいことはわかったものの、どうしてこうなったのか、江戸へ帰れるのか、確かなことは何もわからない。それでも仕事人たちは自分達のやるべきことと、お鹿の娘お弓の懇願に応じ、ここでも仕事を引き受けるべく立ち上がったのだった。

みどころ

この作品にはとても必殺らしい二つの要素がたっぷり盛り込まれていると思います。
ひとつは何も悪くない弱者が問答無用に殺される後味の悪さ。今も昔も現実はとても甘くないもので、いざというときに駆けつけてくれる正義の味方は普通現れません。弱い者は徹底的に弱く、あがいても何もできず、小さな幸せを掴むことすら許されず、ただ強者をきどっている悪いやつに消されてしまう。基本的に必殺はどれもそうですが、この作品にはそれが嫌になるほど克明に描かれています。

独特な下総言葉や、樹木希林さんや火野正平さん達の個性的な演技が純朴な田舎の百姓一家そのもので、ゆえにお松一家が殺されていく過程は見ていて思わず目を背けたくなるような、どうにもならないやるせなさが残ります。だからこそ、仕事人たちが仕事を請け負うときの表情が印象的なのです。決して頼み人を救うことはできない彼らの、砂をかみ締めるような苦さ、理不尽さを許さない決意、なのに私情ではない、あくまで仕事と割り切るクールさ、そういったものが混ざり合っていて胸を衝かれます。

もうひとつは、ありえないシチュエーションもあまり深く考えず「有り」にしてしまう、荒唐無稽なはちゃめちゃさ。いきなり未来の異国にタイムスリップしてしまうなど、時代劇の枠を超えた展開に痛快さすら覚えます。事実上の第一話であるこのスペシャル版が、これから始まる必殺仕事人Vのテイストを伺わせるための前振りであるかのようです。
その中で京本さんが演じるのは裏の顔を持ちながらも、日本橋で組紐屋を営む端正な青年、竜。

初登場のその瞬間、きっと誰もが息を呑むことでしょう。透けるような白い肌、理知的な光を宿す切れ長の瞳、すっと通った鼻梁、シャープな印象の中でそこだけ淡い色彩で温度を感じさせるふっくらとした薄桜色の唇。天才人形師が丹精こめて彫り上げた最高傑作と言っても過言ではありません。当時田舎の女子中学生だった私はまさしく金縛りにあいました!
その肌の白さを際立たせるような浅葱色の着流しに朱色の襷をかけた涼やかな姿にまず目を奪われるのはもちろん、台詞は一言もないものの、すっと空を睨み付ける鋭い眼差しには只者ではない静かな迫力に満ちていて気圧されます。
無言のまままるで生き物のように糸玉を操ったり、月夜の舟上で組紐を確認するように湖面を見つめながら紐を引き絞ったりと必要最小限の動作ながら隙のない、凛とした空気を纏い、ひとたび仕事となると颯爽と白馬を乗りこなし、崖上から自分より大柄の男を苦もなく吊り上げ、屋根の上を闊歩しと、実に軽やかに大技を披露してくれます。
回を重ねるごとにその白皙の美貌に凄みのある艶や妖艶さといったものが増していくのですが、この頃はまだ可愛いといってもいいような初々しさが強く、清楚な人形のような美しさです。

また、前シリーズの勇次・秀コンビに代わり新たに登場となった竜と政ですが、主水たちと組む前から組んでいた設定のせいか、これまでよりも相棒色が強いのも今回の特色であるような気がしました。
この作品を見終えたとき、クールでニヒルで物静かで、腕と人柄に底知れぬ魅力を覗かせる竜にきっと惹きこまれていることと思います。

文:さくら

必殺仕事人意外伝 主水、第七騎兵隊と闘う 大利根ウエスタン月夜 [DVD]

  • 販売元:キングレコード( 2007-06-06 )
  • 時間:91 分
  • 1 枚組 ( DVD )