俳優の遠藤太津朗さんが亡くなりました。
「銭形平次」の三輪の万七役として、長年大川橋蔵さん演じる平次のライバルを演じられたことで大変有名な俳優さんですが、80年代冒頭の3年間、京本さんが魚屋善太として出演する中で、「おっさん」と呼んでとても親しみをもっていた方ということも忘れられません。まだ若かりし京本さんを親身になり支えてくださった大切な方です。
あの「里見八犬伝」への出演も遠藤さんが大きく働きかけてくださって、信乃役を掴むことができたというエピソードも「メタ時代劇」で京本さんが語っておられます。
京本さんが主演の「新・部長刑事アーバンポリス24」の中でも、京本さん演じる京介の義理の父役でご出演され、心優しい「おじいちゃん」として何度も登場されました。
遠藤さんは京本さんの俳優活動を語る上で、まず無くてはならない方です。
数々の時代劇や映画で迫力のある悪役としてもその圧倒的な存在感を示され、時にはコミカルな演技も見せてくださいました。京本さん関係以外ですと、「京都殺人案内」シリーズでの藤田まことさんの上司役でも有名ですね。
長年に渡り、とても記憶に残る演技をたくさん残してくださった名優・遠藤太津朗さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
▼遠藤太津朗さん
1928年京都生。
大川橋蔵さん主演「銭形平次」の万七役で有名。悪役からコミカルな役までこなす。
「必殺仕事人」の悪役としても何度も出演し、俳優京本政樹と非常に縁が深い名優。
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