2005年3月8日に日本テレビ火曜サスペンス劇場で放送された2時間サスペンスドラマ
スタッフ
脚本:尾崎将也
監督:松島哲也
プロデューサー:前田伸一郎、大野哲也、角田昇、伊東雅子
キャスト
沢地慎吾:古谷一行
片山薫:有森也実
近藤孝志:大沢樹生
沢本愛子:細川ふみえ
多田刑事:深水三章
今井刑事:四方堂亘
沢地真実:垣内彩未
和田[川村]:本宮泰風
近藤杏子:中山忍
野村洋介:京本政樹(友情出演) ほか
あらすじ
旭川の丸屋デパートで、五千万円の売上金が警棒とスタンガンを所持した男に強奪される事件が発生。 犯人が逃走に使用したと見られる車が北ホテルの近くで見つかり、刑事が沢地の所へ聞き込みにやって来た。 刑事は、犯人は実行犯と車の運転役の2人居た可能性があると話す。 北ホテルに宿泊しているのは、東京から来た近藤夫妻、5歳になる孫を連れた丸山夫妻、手品師の野村、無口な和田の7人。 翌朝ホテルの近くの海岸で和田が他殺体となって発見される。 和田の所持品を調べると覆面や警棒が見つかり、警察は丸屋デパートの事件の実行犯は和田で、仲間割れした共犯者に殺害されたのではないかとみるが・・・
みどころ
京本さん演じる野村洋介は突然北ホテルにやってきますが、登場するや否や怪しい雰囲気が漂っています; いえ、京本さんの役だけが怪しいのではなく、登場人物全員怪しいので最初は誰が犯人なのかは検討もつきません。 このドラマのみどころと言ったらやはり「京本さんの手品」でしょう! ドラマの放送前に出演された番組などで(手品の)練習を重ねたと仰っていましたが、 本物のマジシャンも顔負けの鮮やかな手付きで、え?どうなってるの!?と真剣に見入ってしまいます。 野村は怪しい雰囲気も感じますが、子供好きな一面もある役。 子役の男の子に向けられる優しさに満ちた野村の表情は、実際にイベントなどでお子さんを見るといつも優しく接していらっしゃる京本さんのお姿に重なります。とても素敵です! ドラマの最後に野村の台詞がありますが、それが凄く胸に残りました。その台詞で物語を全部京本さんが持って行ったと言っても過言ではありません!
文:咲