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フジテレビ「女ねずみ小僧スペシャル2」

TV時代劇シリーズ「女ねずみ小僧」のスペシャル版
「ごめんじゃすまない美女奪回大ばくち」 1990年12月12日19:30〜20:54放送

スタッフ

脚本:伊勢間照・三谷幸喜
監督:山本邦彦

キャスト

大地真央、伊武雅刀
森口瑤子、京本政樹
白竜、笑福亭笑瓶

解説

大地真央主演、女ねずみ小僧スペシャル第二弾。
大地さん扮する女ねずみ小僧は、その後1995年にもスペシャル第三弾が放映、2007年には舞台でも演じておられます。

江戸へと戻ってきたお凛(大地真央)は一味とともに早速仕事を開始する。同じ頃、留吉(伊武雅刀)も江戸へと戻ってきたが、岡場所に入り浸っていたのが災いし、仕事に加われず拗ねていた。
ある晩、お民(森口遥子)とお弓(森沢なつ子)は、若い娘のかどわかし現場に遭遇する。娘は江戸一番の美女と噂の高いお久美(島崎路子)。
鳥羽藩家老・疋田兵部(菅貫太郎)は、若年寄の地位を手に入れるため、近江屋藤兵衛(出光元)と組み田沼意次の御側用人・中村武太夫(中山仁)にお久美と差し出そうとしていたのだ。
一方、留吉はお凛の家の前でねずみ小僧を探す、幼い子供に出会う。聞けば突然いなくなった彼の姉・久美を探しているのだという。 仁助(笑福亭笑瓶)の助力により、鳥羽藩の企みを知ったお凛達は、お久美を救い出すために一計を案じる。無事救出されたお久美を留吉が保護していたが、目を離した隙に再び連れ去られてしまう。激しい後悔の念に駆られる留吉だったが、後の祭り。お凛一味は、お久美奪還の為、再び策略を巡らす。

前作から3か月後の放映となったこの作品では、脚本が伊勢間照、三谷幸喜両名の共作となり、これまでのお笑い路線は残しつつも若干シリアス色が濃くなっています。
前作よりパワーアップした仁助の新兵器に感心したり、お久美を救うため次々繰り出される計画が笑いを誘います。また、一段とパワーアップした女ねずみ小僧の立ち回りにも注目です。

さて、前回に引き続き南町奉行所同心・田坂新吾での登場となった京本さん。今回もはっちゃけながらも、いなせで爽やかな同心ぶりを見せてくれます。 相変わらずおっちょこちょいで騙されやすいけれど、同心として意外と(?)優秀である面も見られ、ちょっぴりほっとしたり。
前回のような過剰サービスシーンはありませんが、ちょこちょこ顔を出してくれるのが 嬉しく最後まで楽しめます。
冒頭の網にかかって大騒ぎのシーンも捨てがたいですが、個人的にはラストのねずみの協力により大手柄を立て、周囲からおだてられまんざらでもない様子が何とも粋で素敵です。

文:紫苑

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