大江戸捜査網シリーズ橋爪編第二期
1991年10月12日〜92年3月27日まで放送(全24話)
キャスト
隠密同心・天竜寺隼人:橋爪淳
隠密同心・秋草新十郎:京本政樹
隠密同心・流れ星お蝶:中村あずさ
隠密同心・矢車お仙:荒井乃梨子
隠密支配:小笠原甚内:和崎俊哉
筆頭老中・松平定信:若林豪
白壁桂馬:龍虎
女将:山本リンダ
解説
大好評を博した前シリーズから半年のブランクを経て帰って来た『大江戸捜査網』。
隠密仲間の浪人・松原蔵人、お七が姿を消し、橋爪 淳さん、中村あずささんの役柄が名前・設定とも前シリーズから変更となる等、色んな面でリニューアルが施された中、京本さんだけは前作と変わらず、秋草新十郎のままでした。
しかし、その新十郎にも若干の変化が。まず、奉行所を首になり浪人となったおかげか?、鬘が中剃りから前髪のあるものへ。更に討ち入りの場面では紫の着物にポニーテール姿と以前にも増して京本さんにピッタリないでたちに。
そして、隠密同心の人数が減った分、1人の立ち回りを見せる時間が増えたため、前にも増して華麗な殺陣がたっぷりと楽しめるのが何とも嬉しい限り。後半の討ち入り以外でも、虚無僧姿や着流しのまま木刀片手に派手に立ち回るシーンが随所に盛り込まれ、京本さんの殺陣が好きな方にはたまらない内容となっています。その中でも特に、初回スペシャルではかなり気合の入った立ち回りをこれでもか、というくらいじっくり魅せてくれます。
また、浪人となり、色々な面で吹っ切れたのか(笑)、フットワークの軽さはもちろん、前作以上に気力と峯打ちに磨きがかかった点も見逃せません。この峯打ちだけでも一見の価値あり!です。
一方で名物の白壁様との楽しいやりとり(第5話でのお2人で皿踊りを披露している姿は必見です 笑)や、度々登場するインチキ易者姿など笑いどころもきっちり押えてあり、前作以上に楽しめるシリーズとなっています。
その他にも、当時再々ブレイク中だった、山本リンダさんが女将役で出演されていたり、京本さん自らが考案されたというタイトルバックなど見どころいっぱいです。
文:紫苑
絵:竜歌、だんな