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日本テレビ「平成夫婦茶碗スペシャル〜お母さんは風になった…」

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2000年12月19日に放送され「た平成夫婦茶碗〜ドケチの花道〜」のスペシャル版

スタッフ

脚本:森下佳子
監督:三枝孝臣

キャスト

金本満太郎:東山紀之
金本節:浅野温子
玲子:鈴木杏樹
西土居:石塚英彦
ひろみ:鈴木紗理奈
運:濱田岳
完:松崎駿司
結城徳昭:京本政樹(友情出演)
ほか

解説

2000年1月12日〜3月15日に日本テレビ系水曜22時枠にて放送され、平均16.5%の高視聴率をあげた『平成夫婦茶碗〜ドケチの花道〜』。
ラーメン屋を営む金本満太郎(東山紀之)とその妻・節(浅野温子)、そして5人の子供たちが、満太郎が引き起こす様々なトラブルや困難にもめげず、時にいじらしく逞しく暮らして行く様をコミカルに描いた ホームドラマ。
ドケチの花道のサブタイトルが示すとおり、厳しい生活を明るく乗り切るために、劇中、節が次々と繰り出す節約術が楽しく、また、困難をひとつ乗り越える度に強まって行く家族の絆が涙を誘いました。

シリーズの好評を受け、2000年11月にはスピンオフ作品『平成夫婦茶碗外伝「成田家の人々」』を放送。そして、12月にスペシャルとして放送されたのが今回紹介する『平成夫婦茶碗スペシャル〜お母さんは風になった〜』です。

あの金本家の7人が帰って来た!
今日もぐうたらなダメ亭主ぶりを発揮する満太郎を相変わらず健気に支える節。貧乏にもめげず、すくすくと育った子供達。長男の運(濱田岳)は中学生になり、弟達の面倒を見ながら節を手伝い、勉学に励む日々を送っていた。
ある日、二男の完(松崎駿司)が福引きで一等を引き当てた。賞品はなんとハワイ旅行。一気に盛り上がる満太郎達。玲子(鈴木杏樹)や西土居(石塚英彦)らにもハワイへ行くぞ、と大威張りする満太郎。
しかし、ハワイはハワイでも常夏の国、ハワイではなく、ハワイな気分を味わえるという触れ込みの温泉だった。それでも一家揃っての旅行に大喜びの7人。
旅行先でも節約術を駆使しつつも、それぞれが思い思いに束の間のバカンスを楽しむ中、節が妊娠を告白。大喜びの満太郎と子供達。そして、玲子や西土居、ひろみ(鈴木紗理奈)達もこの朗報に沸き返る。

そんな中、節の子宮にガンが見つかった。子供を諦め子宮を摘出すれば助かるが、このまま子供を産めば、節の生存率は10%だという。新しい命の誕生に浮かれる満太郎に節の心が揺れる。
はたして悩んだ末に節がくだした決断とは? 満太郎や子供達はどうなる!?


この作品にゲストとして出演した京本さんが演じたのは、温泉水を利用した化粧品の開発を目論む結城徳昭。
ハワイのはずが、ハワイに見せかけた温泉で不貞腐れていた満太郎の前に何故か現れた玲子。意外な場所での再会を喜ぶ玲子に仏頂面の満太郎。しかも玲子の隣には凡そこの場にふさわしくない スーツ姿の色男が。「何しに来たんだ」と問う満太郎に玲子が説明しようとした途端、件の男が満面の笑みで身を乗り出してきた。若返りの効果があるといわれるこの温泉の水を使い、化粧品を開発したいという結城(京本政樹)は、その出資者を募集しているのだという。
「あんなの詐欺に決まってんだろ」と呆れる満太郎とは対照的に、結城にすっかりまいってしまっている様子の玲子。おまけにその話をこっそり立ち聞きしていた西土居までもが、どうやら興味を惹かれた様子でふらふらとついていく。

えぇ、これだけ? という声が聞こえてきそうですが。ハイ、本当にこれだけです。時間にして3分にも満たない出演ですが、しっかりコミカルな役割も担い、相変わらずインパクトは充分。
明るいオフホワイトのスーツに黒いシャツの胸元を少しはだけさせたラフなスタイル。片側だけ耳かけヘアーになっているのが嬉しいポイントです。ぱっと見は、この年に出演していた「はるちゃん5」の若社長に雰囲気が 似ていますが、口調から立ち居振る舞いまで全体的に胡散臭さ漂い、爽やかな笑顔といちいち玲子の肩に手を回す色男ぶりは、まさに絵に描いたような詐欺師そのもの。
非常に短い出番ですが、満太郎が玲子を引っ張りこそこそ忠告している間、 左手をポケットに突っ込み右手は頭に手をやり、横を向きつつさりげなく様子を窺ったり、とこっそり細かい芝居をあれこれしているのがツボです。
また、玲子が満太郎に説明をするシーンでは、結城が玲子の肩を抱いているため、綺麗な指先がその間ずっと さりげなく画面に大写しになる、という貴重な絵が見られます。

「いわゆる詐欺師界の違いがわかる男」と1人悦に入っていた満太郎でしたが……。ラストで赤子をあやす満太郎に旅行鞄を携えた成田(清水章吾)が「奇跡ってあるんですね。これで大儲けしちゃって……」と差し出した雑誌になんと 件の結城のことがデカデカと書かれていたというオチが!?
青年実業家の躍進と銘打たれた記事の”がもう姉妹愛用で話題の温泉化粧品”の見出しが笑えます。
しかし、それよりももっと個人的にツボだったのが、その雑誌に掲載されていた 結城の写真がファンにはお馴染みすぎる、京本政樹といえば誰もが思い浮かべるあの宣材写真だったこと(笑)。まさか、こんなところでも使用されるとは!? でした。

本当にちょこっと出演ですが、コメディータッチながら悲しいストーリーの中、くすっと笑いを誘われます。たまにはこういうのもいいかも。

文:紫苑

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