俳優・シンガーソングライター京本政樹ファンサイト

朝日放送「新・部長刑事アーバンポリス24 (第371回) 実娘誘拐」

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1998年10月17日放送

解説

大阪が誇る連続刑事ドラマ『部長刑事』通算2000回記念、家族の愛の物語シリーズ。
後に相原部長刑事として出動する、京本さんがゲストとして初めて部長刑事シリーズに登場した記念すべき作品です。


竹田部長刑事(小野寺昭)が足を運ぶ串かつ屋を経営する杉本涼次郎(京本政樹)は、その昔大衆演劇団・寿夢之丞(津川雅彦) 一座の役者として鳴らしたが、とある事情で足を洗い、一人娘・正恵(前田亜季)を男手ひとつで育ててきた。
その涼次郎に「娘を誘拐した、500万円用意しろ」との脅迫電話が入る。竹田たちは早速店に張り込み捜査を開始するが、浮かび上がってきた事実は意外なものだった……。

法被に豆絞りを肩にかけ、巻き舌を交えた大阪弁も勇ましく粋な親父姿の涼次郎。番組エンドロールのインタビューで、京本さん自ら「僕自身とても楽しかった」と語っているように、最初から最後までいい感じに肩の力を抜いて、実に楽しそうに演じておられます。
特に何度も見られる共演の津川さんとのやりとりは必見。台詞のひとつひとつ、小さな仕草のひとつにまで、ほぉっとさせられる 場面が目白押し。
更に冒頭の劇団時代の回想シーンでは、なんと舞台メイクで『哀しみ色の…』を熱唱する姿も披露するサービスぶり。
刑事と元劇団員の串かつ屋という違いはあれど、男やもめで娘思いな姿が京介さんを髣髴とさせ、 また、その髪型・台詞回しなど娘役の前田亜季ちゃんが、一瞬笑子ちゃんに見えてしまうほど(って順番が逆ですが)、後年の姿に重なります。

家族の愛の物語シリーズというサブタイトルにふさわしく、涼次郎と夢之丞それぞれが娘のために、と大芝居を打つストーリーには コテコテやな〜と思いながらも、ついホロリと涙が零れます。
彼ら同様、年頃の娘との意思の疎通に悩む竹田に 放つ夢之丞の台詞には、思わずいい言葉だなぁと感じ入りました。

最後はこれまた嬉しい、意外なエピソードも披露の京本さんのインタビューつきのエンドロール、と最初から最後まで まさに京本さんのための作品、といっても過言ではない『実娘誘拐』。
相原部長刑事同様、関西弁を話す京本さん好きには たまらない1本です。

文:紫苑

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